はじめに
こんにちは。ジュネーブ駐在中のつむぎです。
海外のスーパーって結構使い方が難しかったり、現地の言語に不慣れだと不安だったりしませんか?私も最初のころは、買いたいのに買い方がわからない商品を買えなかったり(店員さんにも聞けなかった)、買い方を間違えてレジから売り場までUターンしたりといったことがありました…。
ということで、今回の記事は
スーパーで実際に買い物をする方法が知りたい!クレジットカードは使える?
バーコードがない商品はどうしたらいいの?店員さんとのやりとりもわからない…
といった方に向けて、スイスの大手スーパーCOOP(https://www.coop.ch/fr/)での買い物を例にご説明します。COOPって何?という方や、スイスのスーパー事情について知りたい方はこちらをご覧ください。
COOPで買い物してみた
まず、店舗によって差はあるものの、基本的には入口から順に野菜・果物類、パン類、乳製品や肉、魚など冷蔵商品、菓子類など加工品、冷凍品、日用品、といった形で配置されています。これは日本とほとんど変わりませんね。
商品の買い方
商品の買い方は大きく二つあります。
- 個数/パック数に応じた値段で購入する
- 重量に応じた値段で購入する。
1については、ほぼ日本と同じ方法です。画像のように、値札の単位にはpcsと記載されていることが多いかと思います。この場合は、1個または個包装の1パックあたりの値段となります。
2は、海外でよく見られる方法となります。重量あたりの値段が決まっていて、ほしい分だけを購入することができます。値札の単位はkg、gと記載されています。スイスの重量表記は日本と同じなので安心ですね。特に野菜・果物類の購入の際に用いることになります。こちらについては初めてだと混乱される方も多いかと思うので、詳しく手順を解説します。
この画像でいうと490がその番号となります。商品を入れるためのビニール袋や紙袋は売り場に用意してあります。
商品番号を入力したあと、画面にその商品が写真つきで表示されます。表示された商品が正しければOKです。商品の番号と重量から計算された値段が表示されます。
バーコードシールがうまくとれなかったり、誤った商品番号を入れてしまったりした場合は、重量測定からやり直せば問題ありません。(誤ったバーコードシールは捨てて大丈夫です。)
基本的に多くのスーパーはこのスタイルなので、COOP以外でも同じ方法で問題ありません。秤が売り場に設置されていない場合は、レジで店員さんに計量されます。店員さんが売り場の秤に常駐しており、店員さんに商品を渡して計量してもらうパターンの場所も稀にありますが、ほとんど見かけることはないと思います。なお、個数ごとの値段設定の商品の中で、バーコードシールがついていないものはどうしたら・・?と心配になるかもしれませんが、レジ支払い方法の部分で後述します。
レジでの支払い方法
レジの種類はセルフレジ(無人レジ)か通常レジ(有人レジ)の二つです。ビニール袋はレジで有料で購入となるので、エコバッグの持参を強くお勧めします。
セルフレジでの支払い方法
セルフレジは有人レジに比べて早く会計が済むので便利です。使用できるのはクレジット/デビッドカード、現金、チェック、クーポンなどです。画面操作が必要となりますが、言語は英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語から選択することとなります。慣れない場合は英語に設定するのがおすすめですが、ここではフランス語の操作を説明したいと思います。
スキャンの精度はとてもいいので、手早くスキャンできると思います。
レジの画面の右上に、野菜や果物の写真のアイコンがあると思います。例えばレタスを購入した場合は、野菜のアイコンを押すとさらに詳細な野菜の種類が出てくるので、該当するアイコンを押します。次に、個数を入力すれば完了です。エコバッグがなくて袋が必要な場合は、同様に選択する。(袋は有料です)
アルコール類をスキャンすると、成人かどうか年齢確認をする表示がでます。基本的には、セルフレジを監視している店員のほうで機械を操作して通してくれますが、店員さんがこちらに気づいてくれない場合は、呼びかけてください。(「Excusez-moi! エクスキューゼ モワ」と呼びかけましょう)
店にもよるかと思いますが、COOPでは会員カードのスキャンは商品のスキャンの前でも構いません。大体は会員カードの有無を聞かれたタイミングで読み込めばOKです。ポイントを貯めたい場合は忘れないようにしましょう。
すべての商品をスキャンし終えたか聞かれるので、YesまたはOui(フランス語)を選択し、支払い方法を選択します。デビッド/クレジットカードの場合、額が大きすぎなければ非接触決済できるため、側面にワンタッチで完了です。非接触決済できない場合は差し込んで決済してください。
最後に、レシートの有無を聞かれるので必要なら緑のimprimerを押しましょう。不要ならnon, merciを選択します。
有人レジでの支払い方法
有人レジでは、ベルトコンベアの上に商品を載せて、店員さんが商品をスキャンしていく形となります。自分で商品を入力する作業などが必要なセルフレジとは異なり、店員さん任せになるので、特段自分でやることはないのですが、注意点として
- 店員さんには挨拶をする。
- 自分の商品をベルトコンベアに乗せたら、バーを最後に乗せる。
に気を付けてください。日本では、スーパーなどであまり店員さんに挨拶を返さない人も多いかと思いますが、基本的にスイスを含め欧米では失礼にあたります。「Bonjour ボンジュール(こんにちは)」、「Bon soir ボンソワール(こんばんは)」、レジが終わったら「Merci メルシー(ありがとう)」、「Au voir オボァー(さようなら)」など、簡単でいいのできちんと挨拶をしましょう。なんと言ったらいいかわからなければ、店員さんのオウム返しでも大体大丈夫です。
また、バーについては人が次々に商品をベルトコンベアに乗せるため、「自分の商品はここまで」とわかりやすいようにバーを置くことになっています。バーが足りずにおけない場合もありますが、自分の前の人の会計が終わった段階でバーを受け取って自分のところに置きましょう。
まとめ
- 商品の値段設定には個数タイプと重量タイプの商品があるので、値札を確認。
- 重量タイプは秤で計量する。
- レジには有人レジとセルフレジがあり、セルフレジがおすすめ。
- バーコードがない商品はレジの画面で選択する。(セルフレジ)
以上、COOPを例にスーパーでの買い物の方法をお伝えしました。
記事中で少し紹介しましたが、COOPの会員になって会員カードをつくると、とても良いことがあります。ポイントがたまるのはもちろん、(この記事は初心者向けに書いたので省略したのですが)実はこのカードがあれば、とっても便利な方法で買い物ができるようになるんです!
それについてはまた、今後の記事で紹介していきたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。